自律神経が乱れると

＊不安や緊張感が高まる
＊吐き気や多汗
＊全身のだるさ
＊頭痛、肩こり
＊手足のしびれ
＊動悸、不整脈
＊めまい
＊不眠

といった色々な症状が出てきます。

そこで、効果的な治療法として日光浴があります。

何故日光浴が効果的なのか・・・

詳しく解説していきたいと思います。

自律神経と日光浴の関係

まず、自律神経を整えるのに必要なのがセロトニン。

セロトニンとは脳内の神経伝達物質の1種で
脳の興奮を鎮めて精神を安定させる作用があります。

つまりセロトニンには、
ストレス軽減や様々な健康効果を期待できます。

そのセロトニンは日光を浴びることで合成されるので
セロトニンを増やすには日光浴が効果的といえます。

それでは、具体的にどのような事に気を付けて
日光浴をすればよいのか・・・。

日光浴をする時間帯

おすすめは起床直後の日光浴です。

起床直後にボンヤリしているのは、
睡眠中にセロトニン量が減少するためなので

起床後に日光を浴びるとセロトニンの分泌を促せ
頭と体がスッキリと覚醒しやすくなります。

なお、起床直後の日光浴が難しい場合は、
紫外線の強くならない午前中の早い時間に
日光浴をしましょう。

どのくらい浴びれば良いの？

日光浴が長ければセロトニンが
無限に増えるわけでは無く

セロトニンの分泌量には限界があるので
日光浴の時間は、30分前後がおススメです。

ただし、紫外線の強くなる夏場は熱中症・日焼けの
リスクが高まるので15分程度でも大丈夫です。

健康被害を防ぐためにも日光浴の時間は、
季節･地域などによって調整するようにしましょう。

窓越しでの日光浴

窓越しの日光浴でも、セロトニンは分泌されますが
窓ガラスを通す事で光量が多少なりとも減少する為
できれば直接日光を浴びるのがおすすめです。

曇りや雨の場合は？

雨の日や曇りの日は、光量が減少しますので、
十分な光を浴びるには、晴れの日より
長めの日光浴を行う必要があります。

具体的には、屋外で1時間程度過ごすのがおすすめです。

屋内で過ごす場合も、
できるだけ窓辺で過ごす時間を長くしましょう

サングラス越しの場合は？

セロトニン神経を活性化させるには、
網膜から光を取り入れることが大切なので

サングラスは日光の光を遮ってしまうため
セロトニンの分泌はあまり期待できません。

日光浴をしている時はサングラスを外して、
裸眼で過ごしましょう。

ただし紫外線が強い場合目を痛める事がありますので
裸眼で長時間過ごさないよう
サングラスは状況によって使い分けをするようにしましょう。

日光浴で得られるメリット

日光浴で得られるメリットには自律神経の乱れが整う
と言う事がありますが
他にはどのような効果があるのでしょうか？

体内時計がリセットされる

体内時計は光を浴びたり暗さを感じることで
調整されます。

つまり朝、日光浴をする事でセロトニンの分泌が促され、

一日の始まりを体がきちんと認識することが出来
体内時計が適切に働くようになります。

免疫力が高まる

日光浴をすると体内でビタミンDが生成される為
免疫力を高める作用があります。

ビタミンDには免疫機能を調節する働きがあり
体内にウイルスが侵入すると
必要な免疫機能を促す役割を果たしています。

血圧を下げる効果

紫外線を浴びると皮膚細胞から一酸化窒素が放出さます。

これが血管を拡張させて血圧を下げてくれます。

骨を強くする

紫外線でビタミンDが生成されると、
骨の新陳代謝も活発に行われ
カルシウムを効率的に吸収することができます。

筋肉強化の効果

日光浴で生成されたビタミンDが筋肉に取り込まれると
タンパク質の合成が促進されます。

このため筋肉が強化され、
更に加齢での筋力の低下を予防するのに効果的です。

美肌効果

紫外線を浴びると体内でビタミンDが生成され
更に体内のコレステロールが
ビタミンDに変化するため美肌効果が得られます。

ダイエット効果

紫外線で生成されたビタミンDは
活性型ビタミンDと呼ばれています。

このビタミンDには、脂肪燃焼効果があり、
更に太陽光を浴びる事で脂肪を蓄える働きが減少し、
脂肪を貯めにくい体に変化します。

そのため、皮下脂肪を減らして
ダイエット効果に期待が出来ます。

快眠効果

日光を浴びて生成されたセロトニンは
夜になると「メラトニン」という物質に変化します。

これは、脳内の温度を下げて
眠りを誘発する効果があるため夜眠りやすくなります。

日光浴は睡眠にも大きな影響があると言う事が
分かりますね。

まとめ

如何だったでしょうか？

日光浴には色々な効果があることが
お分かり頂けたのではないでしょうか？

積極的に外に出て日光を浴び
毎日元気よく過ごしましょう！