側弯症になると身体に色々な影響が出てきますが
顔にも影響が出てくる可能性があります。
どういう事かと言うと、顔に歪みが出てくる事です。
ここでは、どうして顔が歪むのかについて
詳しくお話していきたいと思います。
顔がゆがむと言われると不安になってしまいますが
なぜそうなるのか、と言う事を理解する事で、
日常生活にも気を付ける事が出来るようになりますので、
是非参考にして下さい。
側弯症と顔の歪み
原因
何故顔が歪むのかというと、
脊柱に左右の歪みがあると顎関節も歪んでしまうため
噛み合わせが悪くなり、
顔が歪んでしまう・・・と言う事になります。
また人間は2足歩行なので、背骨が右へ彎曲すると
両足で立った姿勢を維持するため、
体をひねってバランスを保とうとします。
この姿勢を維持して生活するために、
筋肉のバランスも崩れ姿勢も悪くなり、
顔の歪みへと影響を及ぼしていきます。
症状
顎周辺のバランスが崩れることで、
*目の高さや大きさ
*眉の高さや角度
*鼻の曲がり
*頬骨の高さ
*口の位置
などが変わってきます。
鏡で自分の鼻筋のところを境に、
左右を見比べてみると違いを確認できるということもあります。
顔の歪みのケア
軽い側弯症の場合、施術で全身の歪みを整えていく事で
施術後、顔の歪みが元に戻ることもありますが、
時間とともにまたずれてきますので、
継続する事が大切になります。
しかし、身体の歪みは
普段の生活スタイルによっても大きく影響を受けます。
何気ないクセや姿勢を続けることで、
気がつかないうちに歪みが進行している事がありますので
下記の事に気を付けながら、
生活スタイルの改善を心がけましょう。
食事
食事を摂る時に、知らず知らずのうちに
片方でばかりかんでいた場合、
その癖がついてしまい、かみ合わせが悪くなります。
意識して左右の歯を使って食事を摂るようにしましょう。
テレビを観る時
テレビを見る時は横向きにならないようにしましょう。
横向きだと、
長時間身体が捻じれたままになってしまうので、
側弯症の症状を悪化させます。
また、床に座る際には横すわりなど
左右のバランスが取れていない姿勢も厳禁です。
外出した時
外出時に鞄を持つ時は、
なるべく左右の手で交互に持つようにしましょう。
また、立ち止まる際には片方だけの足に
重心をかけないように気をつけましょう。
睡眠
寝る時は、身体を捻るような姿勢で寝ると、
側弯症を促進させてしまいますので、
なるべく上を向いて寝るようにしましょう。
横向きに寝るのであれば、
右肩が高い側弯症の方は、左肩を下にすることで
歪みの症状を悪化させるのを防ぐことができます。
運動
身体の片方だけ使う運動は、
身体の歪みを促進する場合がありますので注意しましょう。
逆に、運動不足だと身体が硬くなりますので、
日頃からストレッチや散歩など、
少しでも身体を動かすようにしましょう。
まとめ
この様に、何気ない習慣にも身体の歪む原因はありますので
日常の中で、身体の一方だけに偏った姿勢をとらないように
気をつける事が大切になります。
また、日常生活の姿勢に気を付ける事で
顔の歪みへの影響も最小限に抑えられますので
意識して過ごすようにしましょう。