*なんとなく身体がだるい
*眠れない
*イライラする
といった身体の症状。
季節の変わり目や昨今のコロナ禍で、
このような症状を感じたとすれば、
それは自律神経が乱れているのかもしれません。
今回は自律神経の乱れを整える、
自分で出来る簡単なツボ療法をお伝えします。
自律神経を整えるツボは沢山ありますが、
気軽に出来るのは手にあるツボ。
どこでも簡単に刺激できますのでおススメです。
そこで、ここでは手にある自律神経に効果的なツボを
いくつか紹介していきますね。
自律神経に効果的なツボ
井穴(せいけつ)
爪の生え際の端には「井穴(せいけつ)」
というツボがあります。
※場所
小指は両側、親指は外側、
人差し指と中指は親指側、薬指は小指側にあります。
※ツボの押し方
やり方は気持ち良いと感じる強さで
指先がポカポカするまで1日2~3回、
毎日続けてみましょう。
ここを刺激すると自律神経のバランスが整います。
また指先には毛細血管も密集しているので
押したり揉んだりすることで
血流が良くなる効果も期待できます。
内関
不安・胸が苦しい・胸のドキドキ・緊張している
といった症状に効果的です。
※場所
手首の内側の付け根から、ひじ方向に
指3本分下がった辺りにあります。
※ツボの押し方
指でグーと押して 3秒間キープ×5回を1セット
朝晩1セットずつ
手のひらで覆って温める、といった方法もあります。
また、その他の症状として
胃腸と深い関わりのあるツボでもありますので
胃の不快感や二日酔い、乗り物酔いなどにも効果的です。
外関
※場所
手の甲側で手首の中央からひじに向かって
指3本分上にあります。
疲労回復や頭痛の緩和などにも効果があります。
※ツボの押し方
反対側の手の人差し指で、ゆっくり息を吐きながら
5秒間押しましょう。
それを左右それぞれ3回ほど繰り返します。
労宮
※場所
手を握った時、中指と薬指の間にあります。
このツボは「心」とつながっていると言われ、
自律神経を整えて緊張を緩める働きがあります。
つまり
*ストレスや胸の痛み
*緊張や不安
*イライラする
*神経が高ぶっている
といった症状に効果的です。
また、定期的に押すことで
ストレスがたまるのを防げますので、
意識的に刺激してみましょう。
※ツボの押し方
労宮を中心に手のひら全体をやや強めに
一回5秒を5セット指圧しましょう。
合谷(ごうこく)
このツボは万能のツボの1つとして知られていて、
こころをリラックスさせる他にも
*頭痛
*目・鼻・歯の痛み
*ニキビなどの肌荒れ
*肩こり
など幅広い症状に活用できるツボになります。
※場所
手の甲の、親指と人さし指の骨の交わったところから
やや人さし指側のくぼみの部分。
※ツボの押し方
手の甲を上にして、もう片方の親指で
爪を立てないように、少し痛みを感じる位の強さで
5 秒押してゆっくり離す。
これを両手 5、6 回ずつ行いましょう。
また、気持ちいい位の強さで
円を描くように押しても効果があります。
神門(しんもん)
*眠いのに眠れない
*寝つきが悪い
*睡眠中よく目が覚める
*熟睡できない
この様な症状が「神経の高ぶり」に原因がある場合
このツボが効果的です。
例えば、
*うれしいことがあって感動が冷めない
*どうしても気になることが頭から離れない、
*頭に来たことがあり怒りが収まらない
などなど・・・。
※場所
手首の内側、小指側の横ジワの上あたりにある
少しくぼんだところ。
※ツボの押し方
反対の手の親指を「神門」にあて、
残りの指で手首をつかみ
「痛気持ちいい」程度の強さで5秒間ほどおさえます。
これを5回ずつ繰り返します。
まとめ
如何でしたか?
ツボ療法は毎日続けることで効果が出ます。
手にあるツボなら
*電車を待つ間
*仕事中手が空いた時
*テレビを見ながら
などなど・・・
気軽にどこでも行えますね。
当院では鍼灸治療も行っていますので
一日でも早く楽になりたい、
と思われている方は遠慮なくご相談くださいね。